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【症例3】 16歳 男性 手の痛み |
幼い頃から剣道をしているSIさんは、高校に進学し練習量が増加した頃から右手首の痛みを感じ始めました。その痛みは徐々に悪化し、竹刀を振ることが出来なくなりました。 整形外科の診察を受け「手首の腱鞘炎」と言う診断を受け、湿布と痛み止めをもらったSIさんは、練習を休んでも全く軽減しない症状に耐えかね当院を訪れました。その時点でのSIさんの症状は、拳を握るこでとすら痛みを感じていました。数日前には鉛筆を持っても痛みが発生するほどに悪化していたそうです。
SIさんの症状は
*手背面の尺骨手根間隙から中手指節関節までの痛み
*手掌面の豆状骨から中手指節関節までの痛み
*豆状骨上の痛みの点
*腕立て伏せが出来ない
*竹刀を振ると上記の部分に激痛が走る
SIさんの症状から手根関節の損傷では無いことは明白でした。そして彼の損傷の経歴から累積的な損傷であることもまた明らかでした。 SIさんの損傷は、組織の異常のタイプを分類し対応する方法により矯正されました。 2回の施術の後、腕立て伏せが出来、拳を強く握ることが出来る様になったSIさんの施術は、竹刀よりも重い素振り練習用の木刀を実際に振りながら野外で行われました。SIさんが症状なく200回木刀を振ることが出来る様になるまでに4回の施術が必要でした。
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管理者 田中啓介,FDM.O. (たなかけいすけ) |
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