| 【固定観念と疑問】 |
「足を捻挫したなら痛いのは当たり前。」、「足が腫れてるから痛い。」と言うのが一般的常識となっています。その処置も昔から変わることなく、湿布、痛み止めなど、ごく一般的な処置に留まり、処置を行う側も受ける側も全く疑問を抱きません。ただ時間の経過を待ち、完全に完治する人、ある程度の痛みを持ち続ける人、捻挫が癖になり、些細なことで繰り返すようになる人など、様々です。しかしこれも当たり前のことであり、全く疑問に感じる人はいません。これから先何百年経っても、やはり同じように“松葉杖と湿布で三週間”でとなるのでしょうか。
足首捻挫の処置を進歩させるには、足首捻挫を単に“捻挫”として捉えるのではなく、足首を捻ったことにより、足首に存在するどの組織がどのような状態に“変化”しているのかを考えなければなりません。その変化の状態が分れば、それが外部からの“力”で発生したものであるため、同様に“力”により元に戻す方法が導き出されます。
足関節を構成する組織とは、骨、骨膜、関節、関節包、靭帯、腱、筋肉、脂肪層、そして皮膚などです。これらの組織に異常が発生し、その結果として腫れや痛み、機能不全が発生します。それならばもしこの異常を元に戻すことが出来たなら、症状は無くなると言うことになります。また、消えること無い痛みや捻挫癖などの後遺障害も取り除くことが出来ます。 |
| 【現代医療では】 |
誰もが知っているように、現代医療での捻挫による処置は、まず骨折の有無を調べるためにレントゲンを撮り、シーネや包帯で固定し、湿布と痛み止めなどの処置が取られます。一般的に3週間くらいで完治されると言われてますが、完全に痛みが消えない場合も多いようです。 |
| 【民間療法では】 |
整骨院などは捻挫の専門のような印象がありますが、上記の処置と殆ど同様な処置を行い、テーピングや歩行練習などを付加して経過を観察します。
また足首捻挫は、明らかに外傷であるため、骨格の矯正する業務とは全く無関係です。 |
| 【FDMでは】 |
フェイシャルディストーションモデル(FDM)では、足首捻挫を単に“捻り過ぎた足首”と考えるのではなく、過剰な捻りにより生じた、足首の靭帯や腱の“異常”と捉えます。足首捻挫で一般的にダメージを受ける部部は:
・足首周囲を接合する靭帯
・足首を走行する腱(筋)
・関節、関節包
・etc
FDMでは、足首に過剰な力が加わり正常ではなくなった組織を、手技により再び元の状態に戻します。それを可能にするためには、足首にどのような力がどの方向に加わったのか、そしてどの組織がどのように変化しているのかを見分けなければなりません。そしてその部分が正しい方向に戻る力を適用します。当然のことながら患部を直接施術するため、ある程度の痛みを伴いますが、その効果は従来とは比較にならないほど明らかです。
また将来的な痛みの継続や、捻挫癖を回避することが出来ます。例えば一度捻挫をすると足首の曲がる角度が減少し、半永久的に続きます。この足首の可動域の減少は、つま先で何かを踏みつけた際の許容範囲を減少させ、結果的に足首は左右どちらかに回避せざるを得なくなリ、再び捻挫を起こします。これは正常でなくなった組織が依然として足首の動きを制限しているからです。フェイシャルディストーションモデルでは、この様な異常な組織を元に戻すことを目的としていますので、最捻挫する確率を健康な足首と同じ状態に回復させ、痛みの無い正常な状態に戻すことが可能です。 |
| 【どのくらいで治るのでしょうか?】 |
松葉杖とシーネ固定で当院を訪れる患者さんのすべてにおいて、3回以内の施術により運動が可能な状態になっています。 |
| 【症例】 |
【症例4】 11歳 男性 足首捻挫
少年N君は、2001年10月の早朝にオフィスを訪れました。
彼は前日のサッカーの練習中に右足首を捻挫していました。足首の腫れは軽度のものでしたが、足を地面に着いて歩くことが出来ませんでした。
しかし彼はその日の午前中に試合に出場しなければなりませんでした。
N君はすぐにFDM鑑別により筋膜組織の歪曲タイプに分類され、対応する方法で矯正されました。
オフィスの中で正常に歩くことが出来る様になったN君の矯正は、野外で走り、そして残存する症状を確認しながら数度にわたり続けられました。次にボールをけり、同様に症状を確認しながら矯正が継続されました。約30分の矯正の後、N君は、症状なく走り、飛び跳ね、そしてボールを蹴ることが出来る様になりました。
N君は、矯正後足首を氷で冷却し、その日の試合に出場することが出来たそうです。
【症例3】 13歳 女性 足首捻挫
2002年3月、女性Aは寒さのため毛布を腰に巻いて歩いていたとき、その毛布に引っ掛かり転倒しました。そのとき彼女は左足首と足関節を捻挫しました。翌日彼女がオフィスに訪れたとき、彼女は右足だけで飛び跳ねて動いていました。
彼女の足は腫れ、若干、紫色に変色していました。彼女は十日後に陸上の試合が控えおり、彼女の母親は「二年前に同じ様な捻挫をしたときには、走れるようになるのに三ヶ月掛かりました、次の試合に出場できるでしょうか?」と尋ねました。
彼女の損傷はFDM鑑別により分類されましたが、その状態はかなり複雑なものでした。数種類の対応する矯正が三回のオフィス訪問で繰り替えされ、何とかその状態で試合に出場しました。その結果は、200メートル走、予選一走目は痛みなく走ることが出来ました、しかし、二走目に若干の痛みが発生し、不本意な結果に終わりました。
その後彼女はもう一度矯正を受け、完全な状態を回復しました。
【症例2】 66歳 女性 足首捻挫
2002年4月、Mさんは、35日前に右足を捻挫し、まったく回復することなく、足を引きずってオフィスを訪れました。
傷して一月以上が経過していましたが、Mさんの右足首は依然として腫れており、背屈(足首を膝の方に曲げる動作)が出来ないため踵を地面につけて歩くことが出来ませんでした。
FDM鑑別により分類されたMさんの足首の損傷には、四種類の筋膜組織の歪曲が存在していました。
下腿(脛)の骨二本を足首の近くで固定する靭帯が骨に接合する部分での変化が足首の背屈を妨害し、外くるぶし周囲の靭帯が、その周囲での刺すような痛みを引き起こし、ふくらはぎ外側の筋肉の腱が、その経路に沿って焼け付くような痛みを発生させ、そして損傷を受けた足首の関節包の損傷が足首の疼きと腫れを持続させていました。
Mさんは、三回の矯正(一週間)で全ての症状を消失させました。
【症例1】 12歳 男性 足首捻挫
Y君は、二ヶ月前に柔道の練習中に左足首を捻挫しました。
彼の体重は85キロあり、そのため彼の練習相手はいつも大人の人でした。
彼がその練習相手を投げようとして失敗したとき、その練習相手が彼の体に圧し掛かりました。その衝撃で彼の左足首は外反(通常の捻挫の反対側)され、歩くことが出来なくなりました。彼が整形外科に運ばれ検査、処置された結果は、「骨折はしていないが靭帯が引き伸ばされている」と言うことでした。
Y君は金具入りのサポーターで固定され安静を指示されました。彼が最初にオフィスに訪れたとき、金具入りのサポーターは依然として装着されており、彼は足を引きずって歩いていました。
FDM鑑別の結果、彼の足首には三種類の筋膜組織の歪曲が存在していました。彼の「一日も早く柔道の練習がしたい」と言う意思から、矯正はかなり攻撃的なものとなりました。
約30分後、彼は左足だけで飛び跳ねることが出来る様になり、その日から柔道の練習に復帰しました。
矯正後、彼の母親が「この二万円もしたサポーターはどうしましょう?」と尋ねたとき、私は「捨ててください」と答えました。これは必要以上の患部の固定は、更なる筋膜組織の歪曲を作り出す可能性が高いからです。
彼は三日後に再治療を受け、足首の正常な機能を完全に回復しました。
このHPを製作する際の確認で、彼の足首にはまったく症状が残存していないことを確認しました。 |
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