【現代医学では】 |
頭痛には、偏頭痛と緊張性頭痛があります。偏頭痛、は頭の内側と外側にある血管の発作的な拡張や牽引が原因ではないだろうか?と考えられています。
そして治療法は鎮痛剤、精神安定剤、筋弛緩剤などの薬物療法、或いは冷却です。
一方、緊張性頭痛は、首筋から後頭の筋肉の緊張が原因とされ、その治療法は、やはり薬物療法と肩や首の緊張をほぐし、ストレッチを行い、そして温熱することが最も効果的とされています。しかし鎮痛剤などの効果は一時的であり、だんだんとその効果は薄れて行きます。また温熱やストレッチでは、根本的な筋緊張を取り除くことは出来ません。
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【FDMでは】 |
偏頭痛、特に緊張性頭痛(首や肩残りから生じる頭痛)に対し劇的な効果を上げることが可能です。殆どの緊張性の頭痛に悩まされている患者さんは、首や肩、肩甲骨の内側に緊張感を感じています。これはその周囲の筋肉自体に異常が発生しており、その筋肉が後頭を常に引っ張るために頭痛が発生しています。またこめかみや目の周りに発生する頭痛も、その周囲の組織による締め付けが原因となっています。それらの異常、収縮等を直接的矯正で取り除くことにより症状を取り除くことが可能です。
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【症例3】 21歳 女性 偏頭痛
2000年6月、J,Sさんは、左側のこめかみから頭部の偏頭痛の症状でオフィスを訪れました。彼女は中学生の頃から始まった偏頭痛に悩ませれ、徳用サイズで購入した様々な頭痛薬を大量に服用し製薬会社に貢献していました。彼女の症状は、左目の周囲、こめかみ、そして側頭部に集中し、「常に痛い、ひどい時には外出できません」と訴えました。彼女はFDM鑑別によりその損傷を分類され、その筋膜組織の歪曲を対応する方法で矯正されました。矯正は三回のオフィス訪問で終了し、二年後の彼女の父親からの報告では、彼女の症状が再発していないことが確認されました。
【症例2】 48歳 女性 目の周囲の偏頭痛
K,Yさんは、2002年12月に腰痛、大腿部の痛み、足底の痛み、肘の痛みを訴えオフィスに訪れました。数回の矯正で全ての症状を取り除いたとき、彼女は私に頭痛の症状を打ち明けました。彼女は1999年1月に斜視の矯正手術を受け、以来、右目尻から眉毛に沿った痛みに苦しんでいました。彼女は様々な検査を受けましたが異常は見つからず、“精神的な症状”で片付けられていました。彼女の症状は、「眩しい光を見ることが出来ない」「エアコンが効きすぎると痛みが発生する」「人ごみの中に居ると痛む」などで、毎日痛みをかかえ生活していました。彼女はFDM矯正により眼窩の周囲の筋膜組織の歪曲を矯正され、4年間悩まされた原因不明の頭痛から解放されました。
【症例1】 50歳 女性 顔面と側頭部の偏頭痛
C,Sさんは、2000年6月に腰痛を訴えオフィスを訪れました。激しい痛みが腰を曲げるたびに骨の深部から発生し、数ヶ月の間不自由な生活を強いられていましたが、FDM鑑別では、幸いにも一種類のタイプの筋膜組織の歪曲が原因だったので、彼女の腰痛はその日に消失しました。その効果に驚いた彼女は「こんな症状でも効果がありますか?」と偏頭痛について私に話し始めました。彼女は十数年前に、インプラント(人工歯根)を装着しており、その際に右上顎部のインプラントが骨に対して斜めに装着されてしまったそうです。それ以来、彼女の上顎部は炎症を繰り返し、硬口蓋(口の中の上顎面)に膿が溜まり、強く押さえると歯の隙間から膿が出てくるほどでした。彼女の症状は、右頬の痛み、右目の周囲の痛み、光を見ることが出来ない、人の目を見て話すことが出来ない、人に会うことが辛い、右側の頭痛、右肩から首筋にかけての痛み、などでした。私は彼女に、インプラントの炎症に起因する症状は、その根本的な問題を取り除かない限り解消しないことを告げ、症状を一時的に緩和させることのみを目的に矯正を試みることにしました。彼女はFDM鑑別によりいくつかの筋膜組織の歪曲に分類され、対応する矯正が行われました。数回の矯正で、彼女の症状は殆ど緩和し、彼女はインプラントを取り外す手術を受ける決心をしました。
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